参茸補血丸 不妊 効果

参茸補血丸で「腎」を強化!体を温めてホルモンバランスを整えよう!

 

漢方

 

最近は空調が整っているので、冬場だけではなく夏場でも冷えを感じる女性が少なくありません。

 

冷えというのは、東洋医学の世界では「万病のもと」と考えられるくらい重要なことです。

 

その理由は、生命力にあふれているものほど温かくて柔らかい、しなやかなもの…

 

しかし反対に、冷たく固い、縮んでいくものは生命力の衰えを感じます。

 

これは、赤ちゃんとお年寄りを比べて触ってみると一目瞭然です。

 

このことから、東洋医学では「人の健康と冷え」は密接な関係にあると言われているのです。

 

そこで冷えを改善するために処方されるのが、参茸補血丸(さんじょうほけつがん)です。

 

今回は、そんな参茸補血丸を服用して冷えを改善し、無事妊娠した女性の話から始まり…

 

処方される目安や、東洋医学で不妊症状を改善するためのキーワードである「腎」を強化するという意味…

 

また参茸補血丸が不妊症状に効果がある理由も、合わせて説明していきます。

 

 

参茸補血丸で冷えを解消し、妊娠できた女性の話

 

 

昔から、年中感じる冷えに悩まされていた31歳の女性がいました。

 

特に基礎体温を測ってみると、高温期が10日程度と短いのです。

 

いつも体温が上がりきらなくて維持できず、そのまま生理がきてしまう…

 

そこで。通っていた婦人科が、漢方も取り入れていたので・・・「参茸補血丸」というちょっと変わった漢方を出してもらいました。

 

どう変わっているのかというと…ピンポン球くらいの大きさの薬を、噛んで食べるタイプなのです!

 

驚いて薬剤師さんに聞いてみると、生薬とはちみつを練り合わせたものなのだそうです。

 

漢方といえば、お世辞にも飲みやすいとは言い難いものばかり…

 

当然、この参茸補血丸も噛んで食べるには、なかなか一筋縄にはいきませんでした。

 

服用途中に、便利な小粒の錠剤になったものに変更になったので、とても安心しました。

 

参茸補血丸を飲み始めてからは基礎体温が安定してきて、特に高温期は14日維持できるようになりました。

 

その分、体温もしっかり上がったので冷えが改善されてきたのを実感しました。

 

今まで高温期を維持することができなくて一度初期流産してしまったり、なかなか妊娠に至らなかったのですが…

 

参茸補血丸を飲んだら、半年後に無事妊娠を継続させることができました。

 

高温期の体温を上げたことで、赤ちゃんにとって居心地の良い子宮内環境になったと彼女は思っています。

 

 

漢方医が判断する、参茸補血丸を処方する目安とは?

 

 

では漢方医は、どのような人に対して参茸補血丸を処方するのでしょうか。

 

まず、漢方医が診るポイントはこの3つです。

 

・いつも食欲がなくて、胃腸が弱い

 

・貧血気味で顔色が悪い

 

・冷え性で寒がり

 

この症状があった場合には、参茸補血丸を処方することが多いのです。

 

また、基礎体温の高温期が短めだったり無排卵の周期があったりするときも、よく処方されます。

 

基礎体温の高温期が短いということは、体温の高さを維持できていないということになります。

 

これは、高温期を維持するための黄体ホルモンがきちんと分泌されていないために起こるのです。

 

黄体ホルモンが不足すると、十分な子宮内膜の厚さを維持できなくなります。

 

そのため着床しづらかったり、着床しても妊娠継続しにくかったりしてしまうのです。

 

漢方医は基礎体温を二層の正常な状態にすべく、参茸補血丸を使います。

 

低温期には血液を増やして生殖機能を活性化させ、高温期には受精卵の着床がしやすいように体温を高い状態に保ちます。

 

これは、血液を増やすことで生殖器に十分な酸素や栄養が送られるからです。

 

その結果、良質な卵子がつくられて子宮内膜の状態も良くしていくのです。

 

また、高い体温を維持することで、子宮の中も温かくなって着床した後にしっかりと受精卵が子宮内膜に張り付いてくれるのです。

 

参茸補血丸は、同じように血液のめぐりを良くして冷え性を改善する「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」と一緒に使うことが多いです。

 

冷え性に効果のある漢方のダブルパワーで、体温を上げていくのが目的です。

 

参茸補血丸は、東洋医学としては「腎虚(じんきょ)」を改善するための漢方薬なのです。

 

次の項目で、東洋医学でよく聞く「腎」とはどういったものなのかを説明していきます。

 

 

東洋医学での「腎」を強化するという意味は?

 

 

参茸補血丸などの漢方薬の効能を見ていると「腎」という言葉が各所に登場します。

 

腎とは、東洋医学の考え方では「生命力や活動力のもと」のことをいいます。

 

漢方

 

腎の中には「精」という、生殖機能や妊娠、出産などの生命力に満ちたものが蓄えられています。

 

腎に精がしっかり蓄えられていると、妊娠や出産、授乳など一連の命を産み出すことを正常におこなうことができます。

 

腎の中に精が不足している状態を「腎虚」といい、不妊症状などを引き起こすのです。

 

自分が腎虚であるか、確認する方法があります。

 

まずは、鏡で自分の舌を見てみてください。

 

・舌の色がくすんでいる

 

・舌に裂け目ができていて、乾燥している

 

・舌が痩せて、ふっくらしていない

 

このような状態だと、腎虚である可能性が高くなります。

 

参茸補血丸は、この腎虚による冷え性に対して、腎に精を蓄えさせて強化する働きがあるのです。

 

腎虚を改善することで冷えが改善されて、生殖器に十分な血液が送られるようになります。

 

そして生殖器が正常に働くために必要な、酸素と栄養を取り込むことができるのです。

 

生殖器が正常に働くことで、ホルモンの分泌も正常におこなわれるようになり、生理周期が安定します。

 

生理周期が整う=基礎体温がキレイな二層になるということは、排卵日の予測が可能となります。

 

排卵日がわかってくれば、タイミング法を試すことができます。

 

つまり、タイミングがわかれば自然妊娠の確率が上がるということ…

 

腎を強化するということは、妊娠するための活動力をアップさせるという意味なのです。

 

 

参茸補血丸ってどんな漢方薬なの?

 

 

参茸補血丸は、8種類の生薬を練りこんで作られています。

 

漢方

 

主に冷えを取る効能を持つ生薬が…

 

・当帰(とうき)…体の血液量を増加させて、血の巡りを良くします。

 

また様々な女性特有のトラブルに効くとされ、女性の宝と呼ばれています。

 

・牛膝(ごしつ)…血液の流れを促して、血液中の老廃物を尿とともに流しやすくする生薬です。

 

女性特有の症状の原因でもある「?血(おけつ)」という、古い血が停滞してしまっている状態を改善します。

 

・鹿茸(ろくじょう)…体を温めることで、疲労感や女性特有のトラブルを改善します。

 

精神安定作用に優れていて、活力を生み出すことができます。

 

・人参…体を内側から温めて、胃腸虚弱や食欲不振などの胃腸症状を改善します。

 

それだけではなく、疲労感などをとって体を元気にする生薬です。

 

体の基礎を強化する、滋養強壮に良い生薬が…

 

・杜仲(とちゅう)…滋養強壮に効果があり、鎮痛作用もあります。

 

利尿作用があり、体内の老廃物を排出しやすくする働きも期待できます。

 

・竜眼肉(りゅうがんにく)…滋養強壮に優れていて、他に精神を落ち着かせてリラックス状態にしていきます。

 

妊活による疲れや、不眠症などの精神症状にも効果的です。

 

・黄耆(おうぎ)…サポニンという、血液をサラサラにする成分が多く含まれています。

 

滋養強壮の他にも、鎮痛作用や利尿作用があります。

 

・巴戟天(はげきてん)…滋養強壮生薬として、男女ともに不妊症状によく使われます。

 

体を温める効果もあり、抗炎症作用も持ち合わせます。

 

この8種類の体を温める生薬と滋養強壮に効く生薬を混ぜて、ハチミツで練りこんだものが参茸補血丸です。

 

 

参茸補血丸が不妊症状に効果がある理由とは?

 

 

参茸補血丸が不妊症状に効果があるのは、主に3つの働きがあるためです。

 

順番に見ていきましょう。

 

漢方

 

@冷えを改善して、体温を上げる

 

当帰をはじめとした、4種類の生薬が体の冷えを改善して、体温を上げていきます。

 

体温を上げることで、血液の流れがスムーズになります。

 

そして冷えのために、なかなか生殖器まで十分な血液が送られなかった状態が改善します。

 

十分な血液が流れ込んでいる生殖器は活動力がアップして、妊娠しやすい環境を整えることができるのです。

 

A基礎体温を整えて、生理周期を正常化する

 

参茸補血丸には、(高温期に分泌される)黄体ホルモンの分泌を助ける働きがあります。

 

黄体ホルモンが正常に分泌されることで、しっかり高温期を維持することができます。

 

黄体ホルモンがしっかりとした厚さの子宮内膜をつくり、着床しやすくするのです。

 

高温期を維持できなければ妊娠を維持することは難しいので、黄体ホルモンをしっかり分泌させるということは大切です。

 

今まで低温期は14日間あるけれど、高温期に入ったかイマイチわからない…

 

あるいは、高温期に入ったのはわかるけれど、10日ほどで終わってしまう…

 

こんな場合に、参茸補血丸が適しています。

 

B無月経、無排卵の時に、生理や排卵を起こさせる

 

参茸補血丸を低温期に服用することで、卵子の質を高めて厚い子宮内膜を作るサポートをします。

 

良質な卵子が作られることで、排卵を起こすきっかけになります。

 

また、子宮内膜の厚さを作るサポートをすることで、生理をきちんと引き起こさせることができるのです。

 

生理は、妊娠しなかった場合、不要になった十分な厚さの子宮内膜が剥がれて起こる生理現象なのです。

 

 

まとめ

 

 

体を温めて基礎体温を整え、妊活をサポートする働きがある参茸補血丸について説明してきましたが、いかがでしたか?

 

漢方

 

また体を温める生薬と、滋養強壮に効果のある生薬が半分ずつ練り込まれているため、元気も出てきます。

 

妊活には付き物の、ストレスによる精神不安定にも効果がある生薬が含まれているので、とても重宝されています。

 

以前は、団子のような大きさで噛んで食べて服用するタイプが多かったのですが…

 

最近では、小粒になって非常に飲みやすくなっているのもポイントです。

 

東洋医学でいうところの「腎」を強化して、冷えを改善することで血行を促進し…

 

不妊の症状を、体の内側から改善していきます。

 

胃腸にも優しいので、漢方初心者でも服用しやすい薬です。

 

ぜひ症状を漢方医に説明して、参茸補血丸が合っていたら処方してもらってくださいね。